EXHIBIT

2023 日本(日本語) 字幕:英語 /11分 /

10/25 fri 10:00 - ホステルひまわり 武道場

作品紹介

動物園は、動物が好きな老若男女が集う場所である。特に子どもの頃には教育の一環としてもよく連れて行ってもらった人も多いはずだが、そこで展示されている命は尊重されていると言えるのだろうか?夕方のニュースでは海外からパンダやシロサイなどエキゾチックな動物たちが私たちの展示物として輸入されたことを嬉しそうに報道しているが、その背景には引き裂かれてしまった家族や親子の絆があったはずではないだろうか。人間が動物園の動物のように展示される命だった場合、私たちはどのように感じ、行動に起こすべきなのかを問う。

あらすじ

コンクリートの冷たい無機質な部屋に閉じ込められている女。衣服や肌は汚れ、髪もボサ ボサである。無気力な女は与えられる食事を不味そうに食べたり、ベッドに横たわったま ま動こうとしない。ある夜、悪夢を思い出す女。そこには幸せそうに微笑む子どもたちの 姿。泣き疲れ眠りに就いていると、重たい鉄の扉が開く。戸惑いながらも恐る恐る部屋の 外に出ていく女、向かった先には同じく汚れた布を纏った男が立っていて、女はその男に 襲われる。男との遭遇から妊娠した女は、女児を出産する。幼い子供と幸せそうに笑い合 う女。そんな幸せも長続きせず、再び鉄のドアが開き、毛むくじゃらのモンスターに女児 を連れ去られてしまう。再び精気を失ってしまった女の目の前にはガラスの窓があり、反 対側には毛むくじゃらのモンスターたちが女を観察しようと押し寄せている。

監督

岡本多緒 Okamoto Tao

1985年5月22日生まれ。
千葉県生まれ。TAO名義で14歳でモデルデビューし、27歳の時に『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)のヒロイン役で初映画出演。以降も『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)などの大作に出演する傍ら、インディペンデント作品にも参加。日本と海外の両方で映画にとどまらずテレビシリーズでも活躍。 『サン・アンド・ムーン』(23)で脚本、企画、監督に初挑戦。本作は2作目となる。

スタッフ&キャスト

脚本・監督・撮影・編集岡本多緒
出演片山瞳、楠瀬凛、藤本タケ、野口雄介、春田和香、高橋凛、高橋和正
スタッフ撮影:宮川幸大
監督助手:札内幸太、大門崇
照明:井上真宏、照明助手:藤井裕介
録音/整音:伊藤裕規
編集:内門徹
音楽:Taisuke Kimura
VFX:小倉以索、石田航大
衣装/着ぐるみ製作:加倉恵都
着ぐるみ製作:岩崎実桜、鎌田実優、佐々木心、設楽茉央、田中結、千脇倫太郎、船尾飛奈、渡口瑠梨佳、神藤綾、村本慧