サーシャの坂道

2023 日本(日本語) 字幕:英語 /22分 /G

10/26 sat 10:00 - ホテルパラダイスヒルズ

作品紹介

「人と出会い、その優しさに触れることで、明日の光を感じられる」
知らない人へのネガティブなイメージだけで、その人の全てを判断してしまうのはとても悲しいことだと思ったことがありました。ロシアのウクライナ侵攻のニュースを見たときです。
真っ先に浮かんだのは、戦争そのものよりも、その国に住んでいるすべての人全員が望んでいるわけではないのに、そのニュースを受けてわたしたちのような遠い国に住んでいる人々は国全体を否定し、それは住民たちも含まれている気がしました。また、日本に住んでいる外国の人たちもきっと本国のネガティブなイメージだけでその人自身も差別や偏見の目で見られる可能性があると考えました。 きっとこのことは、ロシアとウクライナの関係だけではなく、わたしたちの社会そのものにおいても置き換えることができると思います。
相手を知り、その優しさに触れることで、知らずに見えていた物や人の見方が変わっていくことを主人公の純粋な眼差しを通して伝えたいと考えています。

あらすじ

坂の上にある小さな英語教室。
そこへ通う凛は、ロシアか゛ウクライナに侵攻したというニュースか゛報道されて以降、
次第に少なくなっていく生徒たちを見て、不安を募らせる。
講師のアレクサント゛ルか゛ロシア人た゛ったからた゛。
凛は、今まて゛と変わらない先生か゛何をしたのか、と疑問に思い英語教室に残り続けるか゛…。
小学生とロシア人講師の小さな夏の日の物語。

監督

大根田良樹 Yoshiki Ooneda

1980年5月9日生まれ。
千葉県出身。役者。主な出演作に、『茶飲友達』(23、外山文治監督)、『リ、ライト』(22、一ノ瀬晶監督)、『ヒプノシス』(21、奥井琢登監督)など。外山文治監督の『海辺の途中』(19)でMOOSIC LAB 2019 男優賞(短編部門)を受賞。制作者として、20歳頃から映画や舞台の制作に興味を持ち、役者と並行して自主制作活動を開始。10年程前に制作活動を休止していたが、2021年頃より活動を再開。短編映画『雨空とラジオ』(22)が第7回岩槻映画祭準グランプリ等、各地映画祭で入賞。また世界最大の短編映画祭「クレルモン=フェラン国際短編映画祭」にて、8,000以上の作品の中から“Market Picks”に認定される。

スタッフ&キャスト

監督大根田良樹
出演下條けせら、セルゲイ・ウラソフ、花南、大地泰一、田川可奈美
スタッフ撮影・照明:野口高遠
録音・MA:字引康太
音楽:細井タカフミ
助監督:大地泰一
スチール:山田亮
制作:犬童愛、熊谷雄基